先週、私はデュッセルドルフで、Compamed 2019に向けてOliverのヨーロッパ・チームに合流しました。この見本市は当社の年間最大のイベントの一つであり、さらに大規模なMedica展と同時開催されます。この見本市は私にとってあまりに大き過ぎました。それはさておき、医療分野の最先端のトレンドを読み解きながら17(!)もの会場を見て回るのは面白い体験でした。25,000歩、歩く間に私の印象に残ったのは次の4つのトレンドでした。
どこもかしこも持続可能性
ヨーロッパは、より持続可能な生活を目指す運動に既に取り組んでおり、このことをCompamed中のパッケージング関連展示品が指し示しています。多くのベンダーが自社の「グリーン」ソリューションを売り込んでいましたが、それはまるでマーケティングのお祭り騒ぎであり、自然を売りにするロゴで溢れていました。私は、材料使用量の削減や再利用可能コンセプトの検証について、よりスマートな会話をしたいのです。これは、当社のDISPOS-A-VENTパウチ・デザインを支える動力の1つでした。
よりリサイクル度が高い材料への渇望はあるものの、それは複雑なソリューションであり、多くのテスト・データ、規制パートナーシップ、そして医療用廃棄物処理の流れにおける大規模な改革が必要になります。当社ならそれを実現できるという自信はありますが、5~10年以上かかるでしょう。とりあえずは手始めに、些細なことですが、堆肥にできる食器を使うことはできるでしょう。
診断の進歩
凍結乾燥とマイクロフルイディクスの技術の向上に伴い、1つの「ラボオンチップ」で起こり得るテストおよび診断分野の進歩を目撃するのは魅力的なことです。IVAM Professional Association for Microtechnologyでは、55社が展示していましたが、私はパッケージングを見て回らずにはいられませんでした。二重パッケージングやかさばる乾燥剤の小袋が不要になるなど、より持続可能な選択肢を選ぶ余地は十分にあるようです。さあ、仕事に取り掛かりましょう!

スナップ式パッケージング
それまで出会ったことがなかった新たな形式の1つは、オーストラリアのものでした。Snapsil社のTim Macdonald氏が参加しており、粉末、シリンジ、注射型デバイス向けにスナップ式のデモンストレーションを行っていました。消費者向け食品業界からキャリアをスタートしたTim氏とそのチームは、医療分野に進出していて、私は医療従事者向けのデザインに興味をそそられました。底部の硬いウェブを割るときに生じる微粒子について詳細を知りたいのですが、これはオペ室での使用に合格するでしょうか?または、ベッドサイドの臨床環境に向いているでしょうか?この技術を試してみたことがある方は、コメント欄にご意見をお願い致します。

コネクテッド・デバイス
診断分野と同様に、コネクテッド・デバイスが次々と登場するのは避けられないトレンドです。センサーを貼り付けただけでそれを「スマート」と呼ぶなら、Medicaに出展できます。パッケージングの観点から見ると、デザイン段階で検討すべきまったく新しい問題点がいくつも浮かび上がってきます。滅菌法の選択肢は、電気部品の有無に左右されかねないため、材料の選定や通気の大幅な変更を迫られる可能性があります。コネクテッド・デバイスの場合、ラべリングと安全性の要件を特に目立たせる必要があります。
そして最後に、Oliverでのオペ室シミュレーションに立ち返って考えることになります。パッケージのデザインが粗悪だと開けにくくなり、オペ室でこぼしてしまう可能性があります。コネクテッド・デバイスは高コストであり、粗悪なパッケージ・デザインが原因でデバイスを浪費したり、患者を傷つけたりするわけにはいきません。
(おまけのトレンドをご紹介します!)スマート・シューズ
これは「コネクテッド・スニーカー」のトレンドの話ではありません。Cole Haanが発表したZeroGrandのクリエイターたちに深く感謝しているだけです。25,000歩?フォーマルなビジネススーツで?しかもブリスターなし?あなたたちこそ、Compamedの真のMVPです。
